良い目標は「見えている景色を変えてしまう」その1


きのうは「他者のリーダーシップ開発」のクラスで、上のような話をしました。「目標設定・共有」はリーダーシップ行動の最小三要素の一つと言われるほど大事なのですが、意外とぴんと来ている度合いが弱い、という問題意識を持っていたためです。

例えば(リーダーシップの例ではありませんが)、Aさんは美容と健康のために毎日ジョギングしよう、と思っています。でも、なかなか続かないし、けっこう苦痛。そこで何か目標が欲しいな、と考えました。

月間100キロ? タイムの短縮? それとも走れる距離を伸ばす? どれも目標ですけど、走るのが別に好きなわけではないAさんは、あまりそそられないなあ、と思いました。

ところがある日Aさんは、ホノルルマラソンに参加した人の体験談を読んで「自分も出たいな」と思い始めました。別に走ることが好きだったわけではないのに「42.195キロ走り切れたら、やりきれる自分に自信がつきそう」「応援とかあって、普段走れないところで走れておもしろいかも」「どうせハワイ行きたいし」。やってみようか!

そう決意すると、これまでやらなきゃと思いつつ、さぼってばかりいた毎日のジョギングが全然違って見えて来ました。苦痛だけどやらなきゃならないことではなく、ぜひたどりつきたいホノルルマラソンのゴールへの、重要なステップに見えて来たんです。

そう、「ホノルルマラソンに出る」という自分にとって魅力的な目標が出来た結果、「見えている景色が変わって来た」わけです。