指示するのは「何をやるか」よりも「何のために」やるか

全然こちらに書けていませんが、今年も「論理思考とリーダーシップ」(BL1 – 経営学部の9割以上の1年生が受講)がいい感じで進んできています。

今日は年明け1月6日に開催される「高校生BL1」(対外的には「立教経営学部1day Passport」の準備キックオフでした。これまで学んで来た論理思考を、全受講生が84班に分かれて、公募された高校生に教える、その教材から全部自分たちで作るというプロジェクトです。

キックオフに向けては例によってSAたちが入念に準備を行ってくれました。例えば受講生の気持ちを高めると共に趣旨を伝えるための3分ほどのムービーを作ってくれたり(僕には逆立ちしてもできない素晴らしい出来です)、各班のメンバーがぎゅっときょりをちぢめるためのアイスブレークを考えてくれたり、それぞれのクラスで自分のストーリーとメッセージを語って受講生に伝えてくれたり。画像のスライドもSAが作ってくれました。

で。そこに持ってくるために僕から指示しているのは、「何をやって欲しいか」ではなく、「何のためにやるか」、つまり狙いです。例えばアイスブレークなら
・班の中が一気に打ち解ける
・お互いのことを理解する第一歩になる
・その人のリーダーシップ目標も押さえる
という狙いを指示していました。

この「狙いだけ指示する」ことのメリットは絶大です。僕が自分でやる以上のものが出て来ますし(繰り返すけどムービーなど逆立ちしても無理)、SAたちは目的を押さえて物事を考えるように鍛えられます。そして全体を貫く考え方が徐々にSAたちの中に浸透して行きますし、ジブンゴト感も高まって行きます。

そんなことを経て、いよいよ高校生BL1がキックオフされました。受講生のエンジンもしっかりかかったよう。今年はどんな展開が待っているのか、楽しみです(これがまた一筋縄では行かない笑)。

なお、高校生BL1(立教経営学部 1Day Passport)のご案内はこちらです。

「大学では、意義の大きい時間を思い切り過ごしたい」という人なら、理系でも国公立志望でも一つの比較対象としてきっと参考になると思います。興味のありそうな高校生をご存知でしたら、ぜひご紹介ください。

今年は例年以上のペースで申し込みが集まっているとのこと。定員に達し次第締め切りとなってしまいますので、早めのお申し込みが良さそうです。

オフザボールの動き – チームを強くしたければ個人のトレーニングをメインに!?

僕はラグビーはあまり知らないのですが、先日中竹竜二さんからインタビューを受けてちょっと興味を持ったので、読んでみた記事がおもしろかったです。

にわかラグビーファン、U20日本代表ヘッドコーチに会う。糸井重里×中竹竜二

特に「オフザボールの気づき」という部分がツボでした。ボールのないところにいる人達の動きが大事だという話です。

これは言ってみれば「メカニズム全体を見渡しながら」「先を考える」ということでしょう。ボールのあるところは「局地」であり「今」ですが、大事なのは「先」であり、そのための「全体」です。それを見て「意図を持って動け」ということはあらゆることに通じるよなあと思いました。あと、記事にあった

「チームプレイが重視されているように見えますが、これがおもしろいことに、
トップチームの指導プランや戦略を見ていくと、
圧倒的に個人のトレーニングが多いんですよ。
チーム全体の練習は全体の10分の1もなくて、
たぶん、20分の1ぐらいじゃないですかね。」

というのもツボでした。これもある意味、「オフザボールの動き」ですね(オフザチームの動き)。
リーダーシップ開発や組織開発というとグループワークしかないと思っている人がけっこういますが、個の力と戦略眼を高めなければ結局大した結果は出せません。もっとも、個人のトレーニングの時にも集団にどう活かすかを考えながらトレーニングするのですけど(でないと自分「ならでは」のリーダーシップなんて出せない)。